阪神・岡崎、逆転Vに欠かせぬ古女房 球団OB「梅野はまだリードに甘いところがある



 阪神の岡崎太一捕手(34)が逆転Vに欠かせぬ存在になってきた。球団幹部は「若手投手は彼のリードに左右される。先発第2陣で着実に白星を増やしていけば必ず広島を追い越せる」と期待を込める。

 今季の阪神の正捕手は梅野だが、金本監督は5月初旬に一つの策を思いついた。「というのも岩貞、青柳らが、なかなか勝てないのがきっかけ。梅野は確かに成長したが、まだリードに甘いところがある。岡崎なら持ち味を引き出してくれると、岩貞、青柳の先発時はスタメン起用に踏み切った」と球団OBはいきさつを話す。

 この策が的中した証拠に岩貞の2勝、青柳の3勝は岡崎とのバッテリーで挙げている。「岡崎の良さは偏ったリードをしないところ。その日によって、どの球を軸に配球するか決めるのが早い。これも控え生活が長く続くなか、常に勉強を怠らなかったたまもの」と首脳陣は評価する。

 2005年、ドラフト自由枠で松下電器(現パナソニック)から入団。将来の正捕手と期待されたが、公式戦初出場に5年もかかった。以後も1、2軍を往復する年が続き、昨年の最多38試合出場でようやくファンの目にとまるように。

 「いつクビになってもおかしくなかったが、人柄の良さと練習にひたむきに取り組む姿勢が延命につながった。球団は2軍選手のかがみのような存在と位置づけている」と先のOBは見る。

 「やはり野球の神様はいた」と同期の能見を感激させた試合がある。6月3日の日本ハム戦(甲子園)。4回1死三塁で放った逆転2ランは13年目の初アーチ。さらに翌日の同カードでも延長11回にサヨナラ打を放ち、ベンチから総出のナインを驚かせた。

 「バットの方はたまたまです。僕の仕事は若手投手の球を受け、チームを勝利に導くこと。今後も守りに全精力をつぎ込みたい」と、どこまでも女房役に徹している。 (スポーツライター・西本忠成)

引用:阪神・岡崎、逆転Vに欠かせぬ古女房 球団OB「梅野はまだリードに甘いところがある」


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