残留争い直接対決の勝敗の鍵とは…HSV主将の酒井「僕らに有利」



 日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSV(HSV)は20日に行われるブンデスリーガ最終節でヴォルフスブルクと残留をかけた直接対決という大一番を迎える。

 5つ星ホテルで合宿を行い、報道陣も規制するなど静かな環境で試合に備えるHSVだが、17日付けのドイツ誌『シュポルト・ビルト』で、酒井がキャプテンとしてインタビューに応じている。

 勝つしかない背水の陣で臨む状況だが、チームの雰囲気は周囲が思っているほど悪くはないようだ。酒井は、「チームの調子はとても良いですね。シャルケ戦ももしかすると2-1にできたかもしれないし、このアグレッシブな勢いを持ったままホームで試合をできるのはとてもポジティブです」と手応えを感じている。

 入れ替え戦で勝ち残った選手が多いこともチームに悲壮感が少ない理由だという。「僕らは常に勝者として入れ替え戦を終えています。これは僕らにとっても力強いことで、勇気をくれます。ヴォルフスブルクはこんな下の方にいることにも、そのプレッシャーにも慣れていないはずです。この点は僕らにとって有利に働くと思います」と、心理面で優位と見ているようだ。

 また、2部に降格すれば、チーム予算は半減(今の5500万ユーロ/約69億円から3000万ユーロ/約37億円に)となり、社員のリストラも検討されている極限状態の中での試合。主将の酒井は、最後は気持ちが勝敗を左右すると見ているようだ。「常に良いプレーをし続けるのは難しいけれど、しっかりと身体を張ることは誰でもできます。そこできっちりと勝てれば、試合も勝てるはずです」と最後まで闘うことを強調している。

 ヴォルフスブルクとHSVの両チームでプレーし、現在は2部の1860ミュンヘンでプレーする元クロアチア代表FWイヴィツァ・オリッチは19日付のドイツ紙『ビルト』のなかで、「メンバーのクオリティを見れば、ヴォルフスブルクの方が上だろう。アンドリース・ヨンカー監督も戦術家で、豊富な経験を持った本当に素晴らしいコーチだ。だが、ハンブルクにも勝機はある。4年間も降格争いで苦しんだ経験は無駄じゃない。ヴォルフスブルクはこの重圧を知らないだろう」と両チームを比較。

 自身も2015年の降格争いを経験しているオリッチは、「この重圧の中では、トレーニングで快適に過ごし、100パーセントフィットしていることが重要だ。自分自身とチームを信じて、リラックスした状態でオール・オア・ナッシングの試合に挑むんだ。だからこそ、ある意味で“適度な余裕”が鍵を握る」と自身の経験から語っている。

 奇しくも酒井の言葉と重なるオリッチの言葉を信じれば、メンタル面で優位と思われるHSV。「ファンが僕らの気持ちに炎を焚き付けてくれるのは大きいけれど、ダルムシュタット戦のような煙はいらないですね」と、この厳しい局面でもドイツ語でうまいことを言ってのける酒井の気持ちの余裕がポジティブに作用するのか、注目だ。

SOCCER KING

引用:残留争い直接対決の勝敗の鍵とは…HSV主将の酒井「僕らに有利」


コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

PR

このページの先頭へ

×