優勝から久しく遠ざかったオリックスとDeNA あの輝かしい日々をプレーバック



 プロ野球で昨年、広島が25年ぶりにセ・リーグ優勝を成し遂げて話題となった。この結果、12球団で最も優勝から遠ざかっているのは1996年以来、胴上げのないパ・リーグのオリックス、次いで98年に最後の美酒を味わったセ・リーグのDeNAということになった。両チームのかつての栄光の年を振り返ってみよう。

 まずは96年のオリックス。本拠地エリアが阪神大震災に見舞われた前年95年、「がんばろうKOBE」を合言葉にリーグ優勝し、連覇に挑んだこの年、前半は日本ハムに5ゲーム差の2位で折り返した。

 イチローが1番から3番へ移ると打線につながりが出て、8月末に首位を奪還。マジック1で迎えた9月23日、2位・日本ハムに同点の延長十回、イチローのタイムリー二塁打で劇的なサヨナラ勝ちし、初めて神戸で優勝を決めた。

 巨人との日本シリーズは3勝1敗で迎えた10月24日の第5戦で序盤に5点を奪い、阪急時代の1977年以来19年ぶり、オリックスとしては8年目で初の日本一に。5度宙に舞った仰木彬監督は「神戸で決められて大変うれしい。最高ですわ」と笑顔だった。

 その後、優勝から遠ざかること21シーズン。3年前の2014年には、首位ソフトバンクとの直接対決で勝てば優勝に望みをつなぐ大一番にサヨナラ負けして目の前の胴上げを許し、涙をのんだ。

 DeNAは横浜時代の98年、1番・石井琢朗(現広島打撃コーチ)に始まるマシンガン打線が破壊力を発揮。守りでも先発、中継ぎが踏ん張り、抑えの大魔神・佐々木主浩へつなぐ必勝リレーが確立され、6月23日に単独首位へ立つとトップをひた走った。

 10月8日、甲子園の阪神戦に4-3で勝利し、大洋時代の1960年以来となる優勝を達成。西武との日本シリーズは3勝2敗で迎えた10月26日の第6戦、八回に駒田徳広のタイムリー二塁打で2点を先制し、九回は佐々木が1失点で逃げ切り、38年ぶりの日本一に輝いた。

 「フィニッシュ! ノーモアベースボールだよ」。選手の手で10度も横浜の夜空に浮いた権藤博監督はやりきった感に満ちあふれた。

 そこから19シーズン2位に食い込むことさえなく、Aクラス(3位)入りも5度のみ。昨季は初のクライマックスシリーズでファイナルステージまで駒を進めたが、優勝した広島の前にあえなく敗れ、18年ぶりの日本シリーズ進出は逃した。

引用:優勝から久しく遠ざかったオリックスとDeNA あの輝かしい日々をプレーバック


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