【コラム】ナポリの強さは本拠地での破壊力…2016年は脅威の1試合平均2.75得



 悲願のスクデット獲得に向けて今シーズンも上位争いに食い込んでいるナポリ。その強みは、本拠地サン・パオロ・スタジアムでの圧倒的な得点力だ。2016年のナポリがセリエAで戦ったホームゲームのデータを調べてみると、トータル20試合で合計55得点、1試合平均2.75ゴールという破壊力であることが判明した(※)。

 2016年1月31日のエンポリ戦では5ゴール、4月19日のボローニャ戦では6ゴール無失点で圧勝。昨シーズンのホーム最終節フロシノーネ戦でも4-0と相手をねじ伏せるサッカーでサポーターを魅了した。また、今シーズンの開幕戦ではミランを相手にまたもや4ゴール、そして12月18日のトリノ戦でも5得点と、シュートが次々に決まったのだった。

 ご存知の通り、昨シーズンまで攻撃面でチームを引っ張っていたのは、名も実もあるアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインだった。しかし、この夏のメルカート期間にユヴェントスに移籍した。その後、彗星のように現れたのが169センチ61キロのベルギー代表FWドリース・メルテンスだ。29歳のメルテンスは今シーズン、ナポリで4年目を迎えた。

 1年目の2013-14シーズンこそ33試合出場10得点と活躍したが、その後の2シーズンのゴールは2桁台には乗らず、横ばい状態だった。しかし、4年目の今年はイタリアのサッカーにも慣れたのだろう。16試合で11得点と初年度の記録をあっさりと塗り替えた。圧巻だったのが18日のトリノ戦で、ひとりで4得点を決めて5-3というゴールラッシュの試合での勝利に貢献した。今シーズンはもちろんチームのトップスコアラーで、セリエA得点ランキングでも4位と健闘している。

 その他にもスペイン代表MFホセ・カジェホンが6ゴール、イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェとスロヴァキア代表MFマレク・ハムシクが5ゴールずつ、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクも4得点を決めている。この1年間でドローとなったのは昨シーズンのミラン戦、今シーズンのラツィオ戦とサッスオーロ戦で、いずれも1-1だった。一方、本拠地で負けたのは今シーズンのローマ戦(1-3)だけだ。

 イグアインがいなくても、攻撃力が一気に落ちたわけではない。シーズンの後半に差し掛かるにあたって、この得点力は強い武器となる。3位以内のチャンピオンズリーグ出場権獲得は十分に狙えるだろう。ナポリが挑むのは、ユヴェントスの6連覇阻止だ。

文=赤星敬子

※今年最終試合・12月18日のトリノ戦以外は、今月18日付のコリエレ・デッロ・スポルト紙調べ。

SOCCER KING

引用:【コラム】ナポリの強さは本拠地での破壊力…2016年は脅威の1試合平均2.75得点


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