450%UP!阪神・原口、大幅増にも浮かれなし「そんなに驚きなく普通に」



 これで喜んではいられません! 阪神・原口文仁捕手(24)が29日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2200万円で一発サインした。今季、開幕当時は育成契約で年俸400万円。そこから450%の大幅アップにも浮かれたようすはなし。まだレギュラーでないことは自身が十分、理解している。改めて正捕手の座をつかむことを誓った。

 育成時代の400万円から1800万円増の2200万円。450%増の年俸をつかんでも原口の表情は緩まなかった。この日の大トリで契約更改交渉を終えると、ニコリともせず言い放った。

 「(金額は)そんなに驚きとかはなく、普通に。(満足度は)まあ、ぼちぼちです」

 今年4月27日に支配下再登録され、年俸は480万円に増えた。そこから107試合に出場して打率・299、11本塁打、46打点。5月には打率・380、5本塁打、17打点の活躍で、育成出身の野手として初めて月間MVPに輝いた。

 球団はそれを評価して1800万円を増額。虎の育成出身選手としては2008年のバルディリス(300万円→2000万円)を上回るアップ額となった。だが、本人は「こういうシーズンを目標にやってきたので、驚きというのはそこまでない」。残した数字は“当然”と思っているだけに冷静だった。両親への贈り物は? と問われたときだけ「いろいろ考えていますけれど、今はまだ…」とほほ笑んだ。

 冷静さは交渉の席にも表れた。支配下登録選手として、腰をすえて臨むのは初めて。高野球団本部長と若手としては異例の約40分にわたる話し合いを行い、査定のポイントなどを細かく聞いた。

 虎では格別の昇給ながら、球界に視野を広げればもっとすごい育成の星がいる。巨人・山口は育成時代の240万円からスタートして、2014年には3億2000万円に到達。そんな前例があるから、この程度で喜んではいられない。なにより、まだ1軍を1年経験しただけだ。

 「キャッチャーで数多く出させていただいて、いろいろ経験したなかで来季につながるものもあった。(ただ)打つ方でも規定(打席)に乗っていないので、まだまだ自信というのはない。しっかり練習を積んで、さらに結果を出したい」

 自慢の打撃が不振に陥り、シーズン終盤に坂本にスタメンマスクを奪われたこともあった。まだレギュラーと呼べる立場でもない。「捕手で勝負すると強く思って(やりたい)。守備がまずは一番。捕手で信頼を勝ち取れるように。守備でも打撃でもやっていきたい」と、改めて正捕手獲りの意気込みを口にした。

 今オフ、鳴尾浜の選手寮を退寮して、ひとり暮らしを始める。実は自炊も苦にしないタイプだ。「自己管理とかそういうところをしっかりして、野球につなげていけたらと思います」。プロ入り7年目で、やっとスタートラインに立った。自立することで、さらに上のステージを目指す。そして、自ら胸を張れる成績を残してチームのリーグ優勝、日本一に貢献する。笑顔でビッグボーナスを手にするのは、そのときだ。

引用:450%UP!阪神・原口、大幅増にも浮かれなし「そんなに驚きなく普通に」


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