高さ崩せずリオへ暗雲 バレー男子五輪最終予選



 淡泊な試合を象徴する結末だった。最後はエース石川が相手ブロックにつかまり、この試合14点目のブロック得点を献上。日本は先発6人のうち5人が2メートル以上というアジア屈指の高さを攻略できず、中国にストレート負けを喫した。南部監督は「1対1でも中国のブロックに掛かってしまった」と天を仰いだ。

 第1セット、4-6の場面。深津はベネズエラとの初戦で一本もスパイクミスのなかった富松の速攻を選択したが、遅れて手を伸ばしてきた相手ブロックにつかまった。センター攻撃が使いづらくなった司令塔はサイドを中心に組み立てたが、的を絞りやすくなった中国は勢いづいた。

 「相手はクロスを締めてくるから気をつけなさい」。南部監督が指示を出しても、打ち急ぐアタッカー陣は相手ブロックの餌食となり、2セットを連取された。指揮官は調子の上がらない柳田に代えて米山を送り、深津も速攻のタイミングを早めて立て直しを図ったが、第3セットを競り合うのが精いっぱい。石川はミスの相次いだサーブを置きにいって簡単に反撃を食らうなど、最後まで悪循環から抜け出せなかった。

 2連勝して勢いに乗る算段は早くも崩壊した。主将の清水は「切り替えて、チームで固まってやっていきたい」と話すが、2大会ぶりの五輪出場へ「暗雲」を振り払うのは容易ではない。(奥村信哉)

引用:高さ崩せずリオへ暗雲 バレー男子五輪最終予選


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