ソフトB・和田先生、6年目捕手にマウンド指導 ベンチでは監督おさらい



 ソフトバンク・和田毅投手(35)が、27日・オリックス戦(京セラドーム)で6回3安打無失点と好投し今季3勝目。粘りの投球でチームを3連勝に導いた。

 「余計な四球を出したりして、6回で降りてしまったのは反省点」

 試合後、左腕はそう振り返ったが、円熟の投球術と集中力を切らない繊細な投球が光った。

 それ以上に見事だったのは、マウンドの“先生”ぶりだ。この日マスクを被ったのは6年目で23歳の斐紹(あやつぐ)。和田は工藤監督と二人三脚で正捕手に育てあげようとしているが、その効果が開幕から1カ月以上が経過した今、はっきりとした形で表れ始めている。

 それを象徴したのが、5回2死満塁で強打者・糸井を補邪飛に打ち取った場面だ。仕留めた球は斐紹がサインで出したカーブ。和田には他の球種も頭にあったが、首を振らずに後輩のリードを信じて投球。最大のピンチを切り抜けた。

 その直後に、今度はベンチ内で工藤監督が斐紹にレクチャーした。プレーの記憶と感触が新しいうちに、司令塔候補の脳裏に焼き付けようというわけだ。

 球団OBは「今季の和田は、まだ1軍での経験が不足している斐紹のサインに、首を振らずに投げている。そこで打たれれば和田には痛いが、斐紹にとっては勉強になる上に収穫でもある」と話す。

 和田がマウンドで実践教育を施せば、工藤監督はベンチでおさらいしつつ指導する。“育てながら勝つ”ための、理想的な姿だ。 (スポーツライター・梶原昌弥)

引用:ソフトB・和田先生、6年目捕手にマウンド指導 ベンチでは監督おさらい


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