【天皇賞・春】“絶好人気”シュヴァルグラン



 近年の春天は立ち位置が最も重要。そういった意味では、シュヴァルグランは絶好のポジションにつけている。

 立ち位置といっても脚質ではなく、ここでは人気を指す。過去10年を振り返ると、1番人気のVは06年のディープインパクトだけということに気づく。その後は何と3着が1度あるのみで、信用度はもはやないに等しい。

 ただ、情状酌量の余地はある。重圧を背負いながら、長丁場の3200メートルを走るジョッキーのプレッシャーを想像していただきたい。さらに、位置取り、折り合い、仕掛けのタイミングなど、クリアしなければならないミッションは多数…。プロとはいえ、ハッキリ生き地獄といっていいだろう。

 春天に限っていえば、人気はマイナスでしかない。それだけに絶好の2~3番人気に収まりそうなシュヴァルグランに魅力を感じる。

 ちなみにシュヴァル自身も、昨年8月の500万下戦から前走の阪神大賞典まで6戦連続で1番人気に支持されている。それでいて(2)(1)(1)(1)(2)(1)着と最低限の役割を果たしているあたり、タフな心臓の持ち主には違いない。むしろ、“1番人気の春天でも”と思えるくらいだ。

 その下支えとなっているのが折り合い。「折り合いがつくので、3000メートルのほうが2400メートルより安心して見ていられた」と友道調教師が述懐するほどで、マラソンGIでこの従順さはデカい。

 それに加えて鞍上の福永騎手。13年の3000メートル・菊花賞で単勝1・6倍のエピファネイアをVに導いたタフな経験は何事にも代え難い。そのユーイチが27日のCWコースで、「今まで乗ったなかでは一番の調教」と絶好の手応えを感じ取っている。

 さらに「坂の下りはそこまでうまくはない。ただ、そこは自分自身が分かっているので」と言うように、癖も完璧に把握済みだ。

 鞍上鞍下ともに春天初参戦で1番人気のゴールドアクター&吉田隼騎手には悪いが、今回ばかりは人気、経験ともにこちらに分があるということだ。(夕刊フジ)

引用:【天皇賞・春】“絶好人気”シュヴァルグラン


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